掲載日:2012.08.28

『日本の劇』戯曲賞2012 最終選考委員選評

「日本の劇」戯曲賞2012(主催/文化庁・日本劇団協議会)の最終選考会が2012年8月28日(火)、
日本劇団協議会会議室にて行われ、最優秀賞が次の通り決定しました。
 最終選考委員の演出家は、丹野郁弓、土田英生、西川信廣、原田一樹、宮田慶子の5氏(敬称略、50音順)です。




最優秀賞
ナガイヒデミ「水の音」

ながい・ひでみ/1958年生まれ。愛媛県出身。京都市在住。
同人誌などで小説を書いてきたが、演劇も好きで、創作活動全般に興味を持つ。
2009年10月~翌年3月、伊丹市のラスタホール(伊丹市立生涯学習センター)で講座「台本を書いてみませんか」を受講。
2010年5月~翌年3月、伊丹市のアイホールで伊丹想流私塾に第15期生として入塾し戯曲の創作を学ぶ。
2011年5月、同塾の卒塾公演で掌編戯曲「贈り物」「控室」の2篇が上演される。いずれも数分間の作品。
その後、伊丹想流私塾のマスターコースに進み現在も在籍。受賞作の「水の音」は、はじめて書いた長編戯曲作品。
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最優秀賞受賞作品は贈賞として、2013年3月12日(火)~17日(日)の日程で恵比寿・エコー劇場にて上演されます。
演出は丹野郁弓氏です。
 なお、応募総数は69作品。一次選考を経て最終候補作品として選出されたのは、次の5作品でした。

◆最終候補作品◆

堂本 甫   「ネヴォの周辺」
吉村健二   「ツインズ」
篠崎隆雄   「頑張れ、高島屋」
辻本久美子  「伏見モンマルトル」
岡本 守   「さよなら、お母さん」
尾崎秀信   「レスボスの盃」
坂本正彦   「穴」
ナガイヒデミ 「水の音」
※受付番号順

◆最終選考委員選評◆
  
  丹野郁弓   土田英生   西川信廣   原田一樹   宮田慶子