日本劇団協議会とは -事業概要-

主な事業

日本の演劇人を育てるプロジェクト

将来を期待される新進気鋭の演劇人を対象に、統括団体ならではの広い視野で、様々な研修・実践・発表の場を提供し、将来、我が国の演劇界を担える人材を育成する事業。
これまで社団法人日本劇団協議会主催事業として実施してきた[創作劇奨励公演][次世代を担う演劇人育成公演][ブラッシュアップ演劇人集中講座]を再構築し、文化庁委託事業として[在外研修の成果][「日本の劇」戯曲賞]と共に総合的に実施しています。

  • 1)在外研修の成果 文化庁派遣在外研修経験者を中心に、その成果を発表する事業
  • 2)「日本の劇」戯曲賞 戯曲の公募~選考~上演を一環して行い、全国の劇作を志す新人を発掘し、プロの手によって上演することにより、将来、演劇界の中核となる劇作家を育成する事業
  • 3)新進演劇人育成公演 [劇作家][演出家][俳優]の部門別に公演の場を与え、新進の演劇人を育成する事業
  • 4)新進劇団育成公演 将来性が期待できる集合体としての劇団に上演の機会を与え、団体としての育成を図る事業
  • 5)新進演劇人集中講座 国内外の著名な講師による様々なワークショップを実施し、肉体的・精神的訓練を行い、演劇人としての基礎を学ばせる事業

ステップアップ・プロジェクト

劇場施設が充実していないことから、今まで優れた演劇に触れる機会の少なかった離島・へき地の居住者に、実演芸術の楽しさを伝えられるよう、鑑賞機会の充実を図ることを目的とした事業。

やってみようプロジェクト

社会的弱者が演劇的手法を用いたプログラムでもう一度社会参加できるよう奨励する事業。

高校生のための巡回公演

1974年(当時は新劇団協議会)文化庁の助成を受けて始まった事業。芸術文化振興基金創設の1990年からは基金の助成を受けた事業となり高校・中学の演劇鑑賞教室として、現在は全国の高校演劇鑑賞教室を年間100ステージほど巡回し公演しています。

定時制通信制高校生の演劇鑑賞教室

1974年(当時は新劇団協議会)から実施している東京都立定時制通信制高等学校の演劇鑑賞教室です。当初、都民芸術フェスティバル公演の一貫として実施されていましたが、1996年からは東京都の委託事業となっています。

現代演劇に関する調査研究事業

正会員団体上演記録の調査研究/正会員団体の上演記録をまとめ、毎年学校公演版とともに毎年発行しています。 芸術団体における社会的包摂活動の調査活動/劇団・劇場が社会的弱者向けにどのような活動をおこない、どのように社会課題を解決しているのか事例を研究し、芸術団体の社会的包摂活動が社会にあたえる影響をSROI(社会的投資収益率)の手法を用いて探る事業。

シンポジウム等

演劇界の共通する問題について広く演劇人に呼びかけて行う「演劇人懇談会」のほか、実務的専門的内容について討議する研究会やセミナー、懇談会を随時開催しています。