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やってみようプロジェクト

演劇のもつ創造のパワーを社会課題解決に役立てる

さまざまな悩みを抱えている人たちを対象に、周囲との繋がりを持ち誰ひとり取り残されることのない「共生社会の実現」を目的としています。
人と人をつなげ社会へつなげる。「演劇は社会の処方箋」として社会的課題を解決に導く全国規模で展開するプロジェクトです。

演劇的手法を用いたコミュニケーションワークショップで、安心・安全な場をつくり、周囲と繋がりを持つことで誰ひとり取り残されない社会の実現を目指します。

地域高齢者対象「からだであそぼう」(東京)

災害時の共助のあり方について考える演劇ワークショップ(沖縄)

不登校の子どもたちが他者との交流を通して互いに興味を持ち、理解し、安心感から自信を獲得していく。

引きこもりがちな若者が、表現することを通して自己受容感を高め自信を高めていく。

障害がある子どもたちが自己表現することに自信を身につけ、社会に出ていく足掛かりにしていく、

地域に暮らす日本人と在日外国人の交流の場をつくり、相互理解を深め地域コミュニティを創成する。

災害時、避難生活においてサポートが必要な方への共助の在り方を疑似体験することで、防災意識の向上と地域で支える支援者をつくりだしていく。


特別支援学校「シアターエデュケーション」(秋田)

安心して自由になれる場をつくり、生きづらさを抱える人びとを社会へとつなげることを目的に私たちは演劇の手法を使った取り組みを実践しています。


令和7年度「やってみようプロジェクト」

「シアターエデュケーション」

[対象]秋田県特別支援学校の生徒
[講師]齋藤和美 ほか(わらび座)
[回数]11日間・11回 [参加者]延べ232名
秋田県立支援学校天王みどり学園、秋田県立大曲支援学校・せんぼく校

常連校の天王みどり学園、そして2年目のせんぼく校の生徒さんたちは「やってみようプロジェクト」を心待ちにしていた様子で、初回からのびのびと楽しむ姿や挑戦する姿がありました。「やってみよう」という気持ちがまっすぐに伝わってきて嬉しかったです。初参加の大曲支援学校(小・中学部)は、最初は緊張が見られましたが、大好きな音楽や太鼓にふれることで自然と笑顔になり、表現も生き生きとしていきました。どの学校も互いに拍手をたくさん送り合い「表現は楽しい」「チャレンジって気持いいね」を感じ合えた実りある時間となりました。(齋藤和美/講師)
  

「こどもスキルアッププロジェクト」

[対象]放課後デイサービス利用の児童、栃木県日光市内の学童の子どもたち
[講師]劉毅 ほか(俳優座)
[回数]8日間・12回 [参加者]延べ208名
放課後デイサービストムソーヤ、落合東児童クラブ、ひまわり児童クラブ、大室児童クラブ、南原児童クラブ

日光市の学童・放課後等デイサービスで、子どもたちと演劇ワークショップと体験型ロールプレイ「アニマルゲート」に取り組みました。動物の仮面をつけた子どもたちが、目の見えないウサギのために橋をつくり、自閉症の特性を持つクマの気持ちをインタビューで探り、身近な子どもの特性理解をテーマにしました。WSの中で「傷ついた傷は謝らないと塞がらない」等の声が生まれたり、支援員の方からも「普段は見られない子どもの姿が見られた」等の評価をいただきました。後半はADHDの理解のためのRPGも新導入しました。子どもは自発的に演劇の中に参加して、演劇の中で特性ある子どもへの配慮を体験することができました。(劉毅/講師)

「さいたま市若者自立支援ルーム演劇プログラム」
[対象]自立支援施設利用の青少年
[講師]大嶋恵子 ほか(青年劇場)
[回数]20日間20回 [参加者]延べ163名
さいたまユースサポートネット

ルーム利用者は精神的に不安定な方もいることから、毎回出会い直しになることを考慮し、プログラムを工夫しました。自己表現、コミュニケーション能力を高めるためのヴォイストレーニングを継続的に行い、安定した発声のためにストレッチで身体をほぐし、相手の目を見て声を届ける練習を入念に行いました。恒例のクリスマス会演劇発表で参加者が自信を持って自分の言葉で演じることができたのもその成果と思います。これらのことより日常でも自分の意見を発言する力が向上してきているようです。両ルームで開催した「創作戯曲ワークショップ」では、皆で意見交換し物語を創作することで協働の力を身につけることに繋がったと実感しています。     (大嶋恵子/講師)

「演劇っぽいことやってみない?」
[対象]自立に向けた支援が必要な若者
[講師]田上ひろし(スーパー・エキセントリック・シアター)
[回数]2日間2回 [参加者]延べ31名
品川区社会福祉協議会エールしながわ、子ども若者応援ネットワーク品川


  

本プロジェクトには初めての参加ということもあり、生きづらさを抱えた方々とどう接したらよいか、手探り状態でした。まずは演劇人である私たちを知ってもらうため公演に招待し観劇していただきました。その効果もあり、初回は和やかな雰囲気の中で実施することができました。計2回の実施でしたが、初回参加の皆さんが声を掛け合い、2回目の出席者は約2倍に増加。参加者同士で劇団が結成され、3月にはフェスに参加して作品を披露するという嬉しいお知らせも届き、協働団体からは「表現する場所やタイミングがあれば、みんな自分を表現したいんだと、私たちにとって大きな気づきとなりました」との声も寄せられました。(鈴木庸子/コーディネーター)

「からだであそぼう」
[対象]介護施設に入居している高齢者、地域の高齢者/学童の子ども
[講師]水野千夏 ほか(朋友)
[回数]19日間19回 [参加者]延べ263名
東村山市社会福祉協議会、あきつの里、阿佐谷児童館


  

地域の高齢者や子どもを対象に、認知症予防や異常行動症状の軽減、コミュニケーション力の向上、非認知能力の育成を目的としたワークショップを実施した。今年度はすべて対面での実施が可能となり、高齢者対象では回を重ねるごとに想像力の広がりがみられた。独居の参加者からは「集まること自体が嬉しい」との声もあり、つながりの機会の重要性も実感している。アシスタントが新たにメインファシリテーターを務めるなど、人材育成にも取り組むことができた。(夏川正一/コーディネーター)

「コミュニケーションワークショップ」
[対象]フリースペースの児童、フリースクールに通う青少年
[講師]新美英生 ほか(うりんこ)
[回数]12日間12回 [参加者]延べ78名
名古屋市緑児童館、私塾フリースクールまなび場

  

各施設3年目を迎え、施設担当者の方々への理解と安心感をお互いに積み上げられてきていることを感じている。年度や学期によって利用者が変化するフリースクール・スペースでは、利用者の児童・若者たちにとっては、全日制の学校よりも人間関係の変化が多くなりやすい状況がある。そうした繊細な子ども・若者が安心安全に参加できる場づくり(プログラムデザイン)を、施設サイドと連携して工夫していきたい。 (新美英生/講師)

「ワークショップ にほんごであそぼう!」
[対象]在日外国人、地域の日本人 
[講師]菅原ゆうき ほか(兵庫県立ピッコロ劇団)
[回数]3日間3回 [参加者]延べ64名
小野市うるおい交流館エクラ、小野市国際交流協会、加東市、加藤市国際交流協会

  

今年度は兵庫県小野市で2回、加東市で1回開催しました。小野市での実施は7年目となり、これまで防災やゴミ出し等のテーマを盛り込んだワークショップを行う年もありました。しかし、近年は在住外国人の入れ替わりが激しいことも鑑み、今年度は一度原点に立ち返る意味も込めて、「安心・安全な場所で日本語を話す」「やさしい日本語や身体を使ったゲームを通じて心を通わす」ことを重視したワークを行いました。加東市においても演劇の手法を使った遊びを取り入れたワークを行い、市内の大学の留学生や地域住民との交流を深めました。  (菅原ゆうき/講師)

「特別支援学校での演劇教育を活用した就労に向けた教育支援ワークショップ」
[対象]特別支援学校の生徒 
[講師]中村茂昭 ほか(坊っちゃん劇場)
[回数]9日間11回 [参加者]延べ135名
愛媛県立宇和特別支援学校

  

「避難所における共助の在り方を考えるワークショップ」
[対象]小学生、高校生、大学生 
[講師]島袋寛之 ほか(TEAM SPOT JUMBLE)
[回数]8日間8回 [参加者]延べ135名
沖縄県 嘉手納高校、若狭小学校、中部農林高校、名桜大学

  

「コミュニケーションワークショップ」
[対象]放課後デイサービス、居場所支援を利用する児童 
[講師]島袋寛之 ほか(TEAM SPOT JUMBLE)
[回数]2日間2回 [参加者]延べ15名
放課後デイサービススマイリーはうす、りあん

  

「メンタルヘルスを知るワークショップ」
[対象]精神疾患を持つ青少年、地域の小学生 
[講師]島袋寛之 ほか(TEAM SPOT JUMBLE)
[回数]5日間5回 [参加者]延べ15名
ソーシャルハウスあごら、宮城小学校

  

本ワークショップでは、心のヤマイを知識として教えるのではなく、身近な出来事として子どもたち自身が考えることを大切にしました。プログラムは精神疾患のある当事者とともにつくりあげ、当日は講師として参加し、上演される寸劇には役者として挑戦しました。泣いている子をどう支えるかを題材に、参加型の芝居を通して「気づく・そばにいる・話を聞く」ことの意味を考えます。また、悩みを一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してよいのだというメッセージも共有しました。子どもたちが自分にできる小さな一歩を見つける時間となりました。(島袋寛之/講師)

【秋田県】「シアターエデュケーション」 
     【対象】特別支援学校に通う生徒

【栃木県】「こどもスキルアッププロジェクト」
     【対象】放課後デイサービスを利用する子ども、学童の子ども

【埼玉県】「さいたま市若者自立支援ルーム(桜木・南浦和) 演劇プログラム」
     【対象】若者自立支援ルーム利用者 

【東京都】「からだであそぼう(高齢者)
     【対象】施設入所・利用中の高齢者、地域の高齢者

     「演劇っぽいことやってみない?」
     【対象】社会的に孤立傾向にある青年

【愛知県】「コミュニケーションワークショップ」
     【対象】学童、フリースクールを利用する児童・青少年 

【兵庫県】「ワークショップ にほんごであそぼう!」
     【対象】兵庫県小野市、尼崎市に在住の外国人とその家族、地域日本人

【愛媛県】「演劇教育を活用した就労教育支援」
     【対象】愛媛県立特別支援学校の生徒