温泉ドラゴン『悼、灯、斉藤(とう、とう、さいとう)』プレ企画 リーディング公演
母の急逝で揺れる父と3兄弟 不在から再構築する家族の形

あらすじ
母の急死によって実家に集まった40代前半の斉藤家の三兄弟。仲が悪い。悲嘆に暮れる暇もなく葬儀や墓の手続きを進める中で、父も兄弟もそれぞれお金がないことが明かされ、葬儀代とお墓代をどうするかでもめる。また、葬儀の担当者が気に入らなかったり、墓問題がこじれたり、役所の手続き、カードの解約など誰がやるか、過去の喧嘩などもぶり返し、兄弟同士で言い争ったりしながら、どうにか分担し母の死後の諸々の手続きを進めていく。
兄弟が喧嘩したりいがみ合う中で、彼らの関係性を繋ぎ止めるのは、常軌を逸した母との思い出だ。
三兄弟とも子供がいない。三男は結婚していない。孫を見せられなかった負い目など、既存の社会的な(未だ蔓延る昭和的な)価値観、理想の家族像に振り回されながらも、それぞれの生き方を肯定し、母の死を弔う。
作
原田ゆう(温泉ドラゴン)
詳細
演出 |
中澤陽 舞台作家。1992年6月4日生まれ。2012年、舞台作家の小野彩加と共に舞台芸術の創作を行なうコレクティブとしてスペースノットブランクを設立。二人組の舞台作家としてこれまでに多くの作品を創作、上演している。主な作品として、『舞台らしきモニュメント』『フィジカル・カタルシス』『ラブ・ダイアローグ・ナウ』の他、第63回岸田國士戯曲賞受賞劇作家/松原俊太郎と協働した『ささやかなさ』『光の中のアリス』『ミライハ』など。その他に、映像作家として、室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉『リバーサイドホテル』『顔』などの作品に参加。パフォーマーとして、Fabien Prioville Dance Company『The SOMA Project』、藤田貴大『A-S』、池田亮/ゆうめい『フェス』『〆』、三野新『アフターフィルム』、額田大志/ヌトミック『ワナビーエンド』、福井裕孝『デスクトップ・シアター』、本橋龍/ウンゲツィーファ『ロイコクロリディウム』『Uber Boyz』、今野裕一郎/バストリオ『一匹のモンタージュ』などの作品に参加している。2019年、利賀演劇人コンクール/優秀演出家賞二席受賞。2021年、KYOTO CHOREOGRAPHY AWARDファイナリスト、穂の国とよはし芸術劇場PLAT「高校生と創る演劇」演出。2021年度及び2022年度、公益財団法人セゾン文化財団「セゾン・フェローⅠ」。 |
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キャスト |
阪本篤 浅倉洋介 谷川清美(演劇集団円) (50音順) |
スタッフ |
スーパーバイザー/福島明夫(青年劇場) |
日時 |
2022年11月6日(日)18時~ |
会場 |
青年劇場スタジオ結 |
入場料 |
参加費(全席自由席・当日精算)500円 |
チケット取扱い |
予約:予約開始10/15(土) 10:00 |
新型コロナウイルス感染症対策のお願い |
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制作協力 |
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主催 |
公益社団法人日本劇団協議会 |
助成 |
⽂化庁⽂化芸術振興費補助⾦(舞台芸術等総合⽀援事業(芸術家等人材育成)) |
事業 |
日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進劇団育成公演 演劇界を牽引すると期待される劇団(結成15年以内)を育成する事業 |